AKINA NAKAMORI A-1 Tour 2004 started!

AKINA NAKAMORI A-1 Tour 2004
▲ツアーのチラシのスキャン

大物歌手・中森明菜の2004年度のツアーが5月15日(土)にパシフィコ横浜国立大ホールで
幕を開いた。今までどちらかというと冒険的だった感のあるツアー内容が今年は、一変して
オーディション番組「スター誕生」で、彼女自身が歌って合格した山口百恵の「夢先案内人」
から始まり、デビュー曲「スローモーション」から「LIAR」まで発売順に、アレンジを変えないで歌う
という保守的な、(裏を返せば大冒険の)ライブツアーだった。正式名称は
「AKINA NAKAMORI A-1 Tour 2004」である。
また、アイドル出身のアーティストとは思えない、着替えなしという手法で、そのぶん
MCを入れるという姿勢は大きな話題を呼んでいる。中森明菜が良い意味でファンを裏切った
とも言えるのかもしれない。

以下、筆者も観に行った横浜でのMC内容等を紹介することにする。(御協力:××さん)

AKINA NAKAMORI A-1 Tour 2004 (4)

AKINA NAKAMORI A-1 Tour 2004 (1)
▲純白の衣装がライトを浴びて黄金色に輝いている▼
AKINA NAKAMORI A-1 Tour 2004 (2)AKINA NAKAMORI A-1 Tour 2004 (3)

MCの途中でマイクが壊れてしまう事故があって約3分間マイクなしだったが意外と
通る声であった。歌の途中ではなくて幸いであった。
若い女性スタッフがマイクを持って来てくれた時、「さっきからマイクがキーキー。反省してる?」
と、この元祖・歌姫はのたまわった。
女性は「はい。申し訳ありません。反省してます。」と小さな声で話していた。
「可哀相に、おびえてるよ〜。普段は仲がいいんですよ!」と中森明菜はフォローした。
この女性はマイク事故がなかったら登場できなかったろう・・・。

花魁(おいらん)の着物は40Kgくらいあり、かつらが10Kg。それをわざわざ台湾まで
飛行機で運び、向こうでツアーパンフの写真その他を撮影したそうだ。
ちょうどデモがあって政府の関係者が付いてくれ、「外へは出ないで!」と言われたそう
だ。 

今年は紅白に出ないの〜!!!?という声には「オファーがないと出たくても
出られません」と当然の事を答えていた。

「写真集出して!」の声に、「水着かランジェリー?嫌よ!好きな人にやって欲しい?
もし彼女がやるって言ったら、絶対ダメ!って言うでしょう?」と冗談を飛ばしていた。

アルバムに関しては「いい歌が集まらなかった。集まれば出す。」とごもっともな意見。

「禁区」・・・「聴きたかった人も多いでしょう?皆、好き?私、嫌い!
曲は嫌いじゃないんだよ。あまりに独特すぎて、どのコーナーにもおかしい。
構成は大体3部でどのコーナーにもおかしくて『よみうりランド・イースト』から
歌っていません。」とのたまわった。
初めて振り付けの先生に振りを付けてもらって、アジアのシー先生だそうだ。
「お尻をこうやってね、そうじゃないの、こう!」と中森明菜はセクシーにお尻を
突き出した。

禁区/中森明菜
▲筆者が所有している'80初期の写真の1枚!

当時の所属事務所(研音)が東京・赤坂にあり、坂を下るとTBS。
坂を上ってちょっと行った所にGOROという美容室があってファラ・フォーセットの
ブロマイドを持って行って、「こんな髪型にして下さい。」と頼んで誕生したのが
『明菜カット』だそうだ。私的にはポニーテールが一番好きだが(--;

「私は髪の毛に腰がないので、今もケープ(商品名)で固めている。ケープはいいよ。
サラサラに見えるけれど固まってくずれにくいので使うといいよ。」と言っていた。

「爪、折れちゃった〜。昨日徹夜でやったのに〜。
ネイルサロンなんて行ってられないし。いいもんね〜!アロンアルファで付けるから。
みんなは真似しないでよ。」

昔の衣装を見たい!との声に、
「事情があって、29歳までの衣装は全部処分されちゃったの。」
「"スローモーション"だから、あのローウェストのセーラー服を着て来ようかと思った。
早替えみたいに、"少女A"はこれって。」


今着ている衣装を指でさして、「今回の曲はブリッコあり、ワイルド゙あり、セクシーあり、
ここらへんがブリッコ、ここがセクシー、ここがワイルド゙。全部ありの衣装にしました。
この部分が天使の羽で、優しいという意味。」

「セカンド・ラブ」の替え歌を使っているめんつゆのCMも歌ってくれた。
つゆも二度目なら・・・♪
「私を使ってくれればよかったのに〜!」(−−;と、この歌姫様は言っていた。

「小泉今日子ちゃん、カッコいいよね〜」と中森明菜は言った。
「男みたい。サバサバ゙してる。竹を割ったような性格」と言っていた。
「飲みに行ったって書いてあったみたいだね。今日子ちゃんはホームページ
で否定したんでしょ?
行ってないよ。だって私、今日子ちゃんの電話番号、知らないもん。」と中森明菜
は語った。

「歌姫レコード立ち上げ、おめでとう!」の声に、
「何か、そうみたいですね」と、この、心が弱い大歌手は照れた。

「随分と歌いましたが、私は後ろに反る振り付けが多いのに自分で驚いた」
とも「リハーサルできちっと歌い過ぎて喉が・・・。」とも言っていた。


アンコールは黒っぽいスーツでスラックスタイプのもので胸元を大きく開けて
黒のカップ・ブラ。セクシーだった。「細いのに筋肉質で、出るべきところは出ているな〜」と
思った。(-_-; 汗  「赤い花」をしゃがみこみながら、四つん這いになりながら苦しそうに歌った。
大変難しい音域まで声を出していて、さすが大歌手だ。

曲目
夢先案内人(山口百恵の作品で中森明菜はこの楽曲は発売していない)、
スローモーション、少女A、セカンド・ラブ、1/2の神話、
トワイライト〜夕暮れ便り〜、禁区、北ウィング、サザン・ウィンド、十戒(1984)、
飾りじゃないのよ涙は、ミ・アモーレ、SAND BEIGE〜砂漠へ〜、SOLITUDE、
DESIRE〜情熱〜、ジプシー・クィーン、Fin、
TANGO NOIR、BLONDE、難破船、AL-MAUJ、TATTOO、
I MISSED "THE SHOCK"、LIAR、 <アンコール>「赤い花」
と発売順に歌ったので1980年代の世界を楽しめた。
特に「禁区」と「AL-MAUJ」はEAST LIVE INDEX-23以来歌っていないらしい・・・。

「赤い花」はギター、ボンゴが上手に使われていた。
K-POPのカバー。中森明菜のものは、よりエスニック色が強いと思われる。
情念たっぷりの、まさに「身を削って歌う」感じ。音域も広いと思われる。年齢を重ねると
ともに低音も、より安定してきたように感じる。